2023年8月の金沢観光を記録したブログです!
金沢の主要観光地は狭い範囲に集まっているので、日帰り観光にもぴったりの場所です。主要観光地を網羅する周遊バスも、一周の所要時間は40分です。とはいえ、日帰り観光は時間との勝負になるので、スケジュールには悩みますよね。
今回、私も日帰り旅行でしたが、綿密にスケジュールを組み、1日で最大限金沢の魅力を吸収してきました♩そのスケジュールやおすすめの店舗も紹介しているので、金沢へ行かれる際はぜひ旅の参考にしてみてくださいね。
また観光の移動手段にはバスを利用しました。バス観光する際にとてもお得な「1日フリー乗車券」についてはこちらの記事で紹介しています。使うメリット・デメリットについてお伝えしているのでぜひ合わせてご覧ください。
風情ある情景や自然豊かな景色は、控えめに言って『最高』でした♩
日程・コース概要
【所要時間1時間】
【所要時間1時間半】
【所要時間40分】
【所要時間1時間】
【所要時間1時間】
【所要時間40分】
【所要時間1時間】
9:32 金沢駅到着
コロナウイルス収束に伴い、外国人観光客も増えてきました!金沢周遊バスは右回り・左回り共に8時半頃から運行を開始しています。9時半ごろには平日も休日も、周遊バス乗り場には行列ができていますが、「1日フリー乗車券」では他の路線バスにも乗車できるので、焦らず目的地行きのバスを探しましょう。
バス停には観光客向けに、案内板がたくさんあるのでわかりやすくなっています。周遊バスに行列ができている時は、路線バスでの移動を考えましょう。
10:00 長町武家屋敷跡
降車バス停:香林坊
(バス停から徒歩約5分)
バス停から少し歩くと、昔ながらの風情溢れる通りに出会します。長町武家屋敷跡の見所はなんと言っても、昔ながらの土塀や石畳。平日だったということもあり観光客は多くなく、ゆっくりと昔ながらの美しい家並みを見ながら散策できました。タイムスリップしたような、でもどこか、とても発展したきれいな街に来たかのような、なんとも不思議な感覚です。
【鏑木商舗 金沢九谷ミュウジアム】には九谷焼のグラスや焼き物がたくさん並べられています。九谷焼と融合したワイングラスや盃など、自分用にも、家族・お友達にもぜひお土産にしたい商品が揃っていますよ。
出典:鏑木商舗HP
こちらが九谷焼と融合したワイングラス。店員さん曰く、ボウル部分と、ステムをくっつける接着技術がとても難しいらしいです。日本の伝統技術と、ヨーロッパ文化が融合するとこんなにも美しい品ができるのですね♩
また、併設している【おいしいいっぷく鏑木】では、近江町市場直送の新鮮な海鮮などを使ったお料理を九谷焼の食器でいただくことができます。ちょっとした休憩が可能な喫茶もあります。見るだけではなく、いろんな視点で九谷焼を味わってみてくださいね♩
長町武家屋敷跡には他にも、『武家屋敷跡野村家』や和菓子屋さんなど見所はたっぷりです!1時間では全てに立ち寄ることはできませんでしたが全体の雰囲気を十分味わうことができました。
11:30 『黒だるま』で昼食
武家屋敷跡からバスで金沢駅に戻り、駅から歩いてSNSでも人気の「黒だるま」に行きました。SNSで卵につけて食べるハンバーグを見て、これは絶対行くしかない、と、金沢旅行が決まった時に真っ先にプランに埋め込まれました(笑)
ボリューム満点、コスパ最高の【炭火焼きハンバーグと美味しい豚汁のお店 黒だるま】については、こちらの記事で紹介しています。
12:55 主計町茶屋街(暗がり坂)
降りたバス停:橋場町
(バス停から徒歩約8分)
ひがし茶屋街の前に立ち寄った主計町茶屋街。一番の目的は『暗がり坂』です。『暗がり坂』とは、かつて旦那衆が人知れず芸妓さんに会いに行く際に使った裏道だそうですよ。
バス停からGoogleマップ通りに行くと、病院に着きました(笑)
あたりを見まわし捜索開始。
間もなくして、病院手前の神社を抜けたら「暗がり坂」に辿り着きました!
ここも本当に風情たっぷり。昼間でも木々の影になり”暗がり”となりやすいようです。この日は天気が良く、とても良い感じに少し日差しが入っていました。日差しに照らされる暗がり坂もとってもきれいです(^^)
道沿いには芸妓さんのお稽古場もあり、タイミングが良ければ、三味線や太鼓の音色などが聞こえることもあるそうですよ。
私たちが行ったときは残念ながら音は聞こえなかったですが、静かな空間がなんとも素敵で、その場を離れたくないような、そんな気持ちになりました。この日、他の観光地には修学旅行生や外国人観光客がたくさんいたのですが、この主計町茶屋街は本当に静かでした。有名ではありますが、穴場的場所です。
浅野川沿いの道をのんびりゆっくりお散歩、最高でした!
13:35 ひがし茶屋街
主計茶屋街から8分程歩いて『ひがし茶屋街』に行きました。
こちらは平日でも観光客たくさん!
半分は修学旅行生でしたが(^^;)
金沢に来たらここは外せないですもんね!
茶屋やお土産屋さんが立ち並んでおり、街並みを見ながら歩くだけでも楽しいです♩外を眺めながらお食事できるお店もあるので、そんな場所で一息つくのは最高です!私は、ひがし茶屋街を一望できる【波結−hayuwa−】というカフェで至福のひと時を過ごしました。
14:50 兼六園
降りたバス停:兼六園下・金沢城
(バス停から徒歩3分)
金沢観光に来たなら、誰もが1回は訪れるであろう場所ですね。
兼六園入場料:
大人(18歳以上)320円
小人(6歳~18歳未満) 100円
ただ、兼六園を全て見て回ろうと思うと、1時間半〜2時間ほどかかります。
ここでは日帰り観光など時間がないときでも見ておきたい見所をお伝えします。
バス停に到着後は「蓮池門口料金所」で入場券を購入し「蓮池門口」から入園します。
①噴水
まずは蓮池門口と霞ヶ池の間あたりにある『噴水』。日本最古の噴水だそうです。霞ヶ池を水源としており、池の水面との高低差による自然の水圧であがっているそうです。小さい噴水で、インパクトが大きいわけではないのですが、水が音を立てて湧き上がる音、そして池に落ちていく音、その音がとっても自然な心地よい音となり心に響きます。小さいながらも勢いよく水が立ち上がってる姿が、なぜか足を止めて、眺めてしまう、そんな噴水でした。
②霞ヶ池・虹橋・徽軫灯籠(ことじとうろう)
兼六園にある1番大きな池『霞ヶ池』、霞が池に2本足で立つ『徽軫灯籠(ことじとうろう)』、そして霞が池にかかる橋『虹橋』。兼六園のシンボルとも言える場所ですね。平日でもここで写真を撮るために多くの人が列を成し、順番に撮影を行っていました。
③七福神山
こちらは、七福神を石に見立てて祀っている「七福神山」、別名「福寿山」と呼ばれる山です。七福神といえば、恵比寿、大黒天、寿老人、福禄寿、布袋、毘沙門天、弁財天ですね。ちょっとわかりずらいかもしれませんが、左から上記の順で神様(石)が祀られています。ぜひご自分で、お友達と、ご家族と、「あの石が恵比寿様かな〜?」と七福神を探してみてくださいね♩
④明治紀年之標(日本武尊銅像)
兼六園にそびえ立つ「日本武尊像」
西南戦争で戦没した石川県の兵士を慰霊するために建てられた、全長5.5m、日本最古の銅像です。台座はコンクリートは使わず、自然石が積み重なってできているようです!崩れないのかな?と思いますが、免震対策が施されており、むしろ崩れない強い作りになっているそうですよ。その造りをぜひ間近で確認してみてください!そして像は鳥が嫌う成分で作られていて、鳩やカラスが寄りつかないそうです。
通り過ぎてしまう方も多い日本武尊像ですが、兼六園のシンボルの一つでもあり、記念写真にはうってつけの場所ですよ♩
⑤花見橋
日本武尊像から少し奥に進んだところに『花見橋』という橋があります。この橋の下を流れる川がとても透き通っていて、そして周りの緑と相まってとてもとても綺麗でした(^^)「花見橋」というだけあって、春には満開の桜に囲まれ美しい景観を作り出します。四季折々でいろいろな姿を見せてくれる兼六園の、象徴の場所の一つですね♩
⑥栄螺山
「栄螺山」は霞が池を造る際に掘った土を、盛って造られた山です。名前は山頂までの道のりがサザエのようにぐるぐる渦を巻いていることに由来しているようです。
のぼるのが楽しかった!
高さ9mと高い山ではないので、子供でもすぐに登れます!頂上には傘の形をした御鎮があることから、「傘(からかさ)山」とも言われています。そして、頂上からは霞が池や蓬莱島が一望でき、絶景スポットとなっています(^^)冬には唐崎松も見渡すことができますよ♩
以上時間がない方におすすめの6箇所をご紹介しました。
私も実際に1時間で回ったコースです。
たくさんの歴史と自然を感じられ、心安らぐ兼六園、時間がなくても十分満喫できますよ(^^)
15:50 金沢城公園
『兼六園』から『金沢城』までは歩いてすぐの距離にあります。兼六園の蓮池門口を出て、道を渡るとすぐ金沢城公園石川門口へに辿り着きます。入園料は無料です。(菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門は有料です)園内はとてもきれいに整備されており、庭園などを見ながらゆっくりお散歩するのがとても気持ちの良い場所です。
「お城の中に入れるのかなあ」とぶらぶらし、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門に入ろうと思ったのですが、ちょうど最終入館の16時になってしまい、目の前で受付終了の札を立てられてしまいました(^^;)
ちなみに、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門は、明治14年に火災により焼失したものを、平成13年に復元した比較的新しい建物です。
建物構造がわかる工夫やコンピューターグラフィックス映像、各種の模型、発掘調査出土品、音声ガイドなどを備えており、建物自体が展示物になっているそうです。
営業時間
9:00~16:30 (最終入館16:00)
入館料
大人(18歳以上)320円
小人(6歳~18歳未満)100円
兼六園にも入園する場合は「兼六園+1(プラスワン)利用券」がお得です!
こちらの施設と兼六園を合計500円で利用できますよ!
そして魅力的だったのが、石川門口から見るとお城の裏手にある『玉泉院丸庭園』。『玉泉庵』という休憩所で抹茶と季節ごとのオリジナル上生菓子をいただけるそうです。時間がないとゆっくりお茶することは難しいですが、庭園を散策するだけでも楽しいですよ♩
16:40 21世紀美術館
金沢城公園から21世紀美術館へは徒歩で向かいました。
おすすめは、「金沢城 玉泉院丸口」から、「しいのき迎賓館」の横を通るルートです!
玉泉院丸口から徒歩10分ほどで着きました。
この道は綺麗に塗装されており、良いお散歩コースですよ(^^)
21世紀美術館では2つの有料主催展覧会と3つの無料主催展覧会を開催していました。
私は1つの有料主催展覧会と、すべての無料主催展覧会をまわりました。
‥んー美術って難しい!
正直に言います、、
わたしの頭は「⁇」がたくさん‥
理解できると面白いんだろうなあ><
不思議な体験ができるあのプールはあらかじめ整理券を取って指定された時間に向かいます。入場制限時間は5分でした!(混み具合によって制限時間は変動するかもしれません)
入り口を入って、10段くらいの階段を降り、廊下を進んだ先にプールがあります。往復時間を考えると、実際プールに入って楽しめるのは3分くらいでしょうか(汗)それでも写真撮ったりするには十分でした!ただそんなに厳しく測られているわけではないので多少過ぎても大丈夫かなとは思います。
SNSでも話題のラビットチェア。
こちらは柿木畠口(南口)と市役所口(西口)の中間にあります。無料エリアなので誰でも写真撮れますよ♩
不思議な体験や色々な感性を刺激される21世紀美術館、一人一人感じることは違うと思いますが、同時に一人一人違った楽しみ方ができると思います(^^)
18:30 夕食
バスで21世紀美術館から金沢駅に戻り、夕食を食べました。
今回食べたのは、金沢フォーラスにある「SHIROKU」のおひつご飯。
私は写真下部の『四六彩りおひつご飯』(1380円)を食べました。具材の量も多く、ひとつひとつの歯応えもしっかりしていました。海鮮が美味しいことはもちろん、最後に出汁茶漬けにして食べる味は「美味しい」の一言。安いながらも贅沢な夕飯となりました(^^)
19:30 金沢出発(まとめ)
以上、日帰りでも大満喫した金沢観光コースです。
金沢の観光地は比較的狭い範囲に集結しているので、日帰りでも十分に楽しむことができます。
ただ、端から端まで満喫しようと思うと難しいので、ぜひ訪れてほしい場所を選出しました。
日帰りで金沢観光を予定している方はぜひ参考にしてくださいね。